2008年10月25日土曜日

ライカⅢcとエルマー50mm(F3.5)

60年前のカメラです。
製造番号が436216で1948年製ですから、私は生まれていません。
レンズは沈胴式で鏡胴に納めることができます。手動ですが今のコンパクトデジカメと同じですね。
絞りの調整はレンズの前のリングを回して行いますが、すごくやりづらいです。
距離計もちゃんと内蔵されていますが、合焦の確認ファインダーとビューファインダーが別々なのでこれも使いづらいです。

フィルム装填もめんどうです。フィルムの先を下の絵のように切らないといけません。

とにかく手がかかるのですが、絞り優先にし、距離も固定にして自分が動いて焦点を合わす積極さがあればなんとかなります。川に落ちる事があるかもわかりません...

十分に絞り込めば被写界深度(合焦する範囲)が深くなりますが、それだと"よく写るんです"と同じことになり"レンズの味"が出せません。
"味にうるさい"方は開放値(F3.5)近くで撮った方が後でレンズ談議できます。
めいっぱい絞った写真を撮ってレンズ談議に花を咲かしている方がいますが...

あまり高感度のフィルムでは、絞りを開放するのが難しくなります。
なんせシャッタースピードは最高1/1000秒ですから。
ISO400以下(できれば200以下)のフィルムがいいと思います。
後はNDフィルターと言う減光フィルターでわざと暗くするといいです...

ライカⅢcやM2についてはまたシリーズで書きたいと思いますので今回はここまで。
ライカに関するサイトはとてもたくさんあるので私なりのブログにできればいいなと思います。
レチナシリーズも終わった訳ではありませんのでまた書きます。